南風が吹いているのか
冬にしては生温い強風が吹いていた週末。
ごーごー。
外の風がうなっています。
寒いかもと錯覚してみたんだが。
やっぱりそうでもなくて。
拍子抜けしてみた。温かすぎたのです。

昨日は
一日にわくわくしたり
先輩に「へたくそだな」って指摘されて落ち込んだり
無理に笑えなくなって困ったり
でも期待されてると思ってそれでも希望があったり
ん、やっぱり考えてみたりうまくいかない自分が
どうしようもないのでは?と限界に戸惑ってみたり。
一日一日。
いつまで経っても山と谷は終わらないもので。
かわらないんです。
いつまで経っても。
もがく自分というのは。
気持ちよく自分が死ねる場面など、
きっと生きていて一瞬でしかないんだと
良い意味で、諦めは持ってしまっております。
ほんとに、いい意味でね。
駅を降りた帰り道は
静かでひっそりしているので
思わず歌を歌いたくなってしまうのですが。
それ以上に冬の月は非常にキレイなんです。
ついつい吸い込まれて首を90℃に曲げて
歩きながら月とにらめっこする。
宇宙の中に
僕と月だけの経路ができあがり
彼が照らし出す仄かで気心のある光を見ているうちに
なんだか安堵を覚えてしまうのです。
京都の静かな月を思い出しました。
乗ってた自転車を降りたくなるくらいの優しい月です。
そんな月を見てると
世の中に対する「否定」や「肯定」を判断する心さえ
もうどうだってよくなってしまいます。
おそらく、本当にどうだっていいだろうなって思えてきます。
静かでひっそりしているので
思わず歌を歌いたくなってしまうのですが。
それ以上に冬の月は非常にキレイなんです。
ついつい吸い込まれて首を90℃に曲げて
歩きながら月とにらめっこする。
宇宙の中に
僕と月だけの経路ができあがり
彼が照らし出す仄かで気心のある光を見ているうちに
なんだか安堵を覚えてしまうのです。
京都の静かな月を思い出しました。
乗ってた自転車を降りたくなるくらいの優しい月です。
そんな月を見てると
世の中に対する「否定」や「肯定」を判断する心さえ
もうどうだってよくなってしまいます。
おそらく、本当にどうだっていいだろうなって思えてきます。
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「とにかく、毎日(一生懸命でなくても)十年続けたらものになるんだ」
「正しい行いをしていれば、世界が味方してくれなくても
宇宙が味方になってくれる」
…で、その自分の正しい行いを知るには、見えないものこそが必要と思うのです。
見えないものとは頭で考えたりするのではありません。胸に手を当てて
静かに心で考え、感じ、知るのです。何を言いたいかというと、僕も含めて、
毎日の自分の行動、判断、思い、考え、言葉などが、正しく行われているか、
使われているか、ありうるのか、もしかしたら、そうしたことを胸で考えるのを
忘れてしまっているのではないかということです。
もっと言うと、損得と自己保身だけでを頭で計算してしまっているではないかということです。
「素朴であったり孤独なものそれ自身の中には、
人の美しい情念を呼び起こしてくれるしあわせがある…」
人や本との出会いや、自然の大切さや、日常の愛らしさや。
自分の持つ想念は、僕特有のものではないことに安心してしまった作品。
へんてこりんな自分の嗜好を
昨今の目まぐるしい日常によって折り曲げられそうになっていたが
満員電車の中でも、何故か安堵を呼び寄せた文章だった。
この本をくれた友人に、感謝。
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